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【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし

2021年06月09日

有田観光協会 at 10:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・有田のお店をご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
今日は、有田町本町にある『とうふのたかはし』をご紹介します。
代表の前田久美子さんにお話を伺いました。
とうふのたかはしは昭和24年に創業され、今年で72年。地元の人々に愛され続けている老舗のお豆腐屋さんです。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
普通のお豆腐はもちろん、一番人気は有田の郷土料理「ごどうふ」。
「ごどうふ」とは、豆乳にでんぷんや葛を混ぜて作られる、つるつるもちもち触感の不思議な豆腐。正に有田のソウルフードです。(お店によって製造方法は異なります)
いつ頃から有田でごどうふが作られ食べられるようになったのかは、わからないそうですが、主に戦後からお豆腐屋さんで作るようになり、食べられるようになったそうです。ほとんど有田周辺でしか知られなかったごどうふが多くの人に周知されるようになったのは平成8年(1996)年に有田町で開催された「世界・焱の博覧会」で販売されてからだそうです。
そこから福岡をはじめ、ごどうふのファンが増えたとか。
観光で訪れた方にも大人気で、今では有田に来たら真っ先にごどうふを買い来る。というお客様もいるそうです。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
「たかはしのごどうふ」は北海道のばれいしょデンプンを100%使って練り上げられているのが自慢。手作りの『たかはしのごまだれ』で食べるのもよし、黒蜜やきなこを掛けてデザートにしてもよし、もちもちした触感がやみつきになります。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
とうふのたかはしではご家族4名と従業員さん1名の計5名で運営されており
毎朝4時半~5時半から製造されているそうです(注文の量が多い時はなんと午前1時から…!)小学校の給食などにも提供されるので、多い時では、1日400食以上も製造されているそうです。
とうふのたかはしの店舗はもちろん、駅前の八百屋さん(徳久商店)や町内の商店、スーパー(ウエスト、まつばや)などでも販売されています。
有田町以外では、佐賀玉屋などでも購入でき(催事開催時のみ販売)、お隣の長崎県佐世保市四ヶ町にある「生産者市場 さんむーん」にも2日に1度、納品しに行かれるそうです。この日も佐世保に配達に行かれていました。
一時期は関東でも販売していたそうですが、空輸コストが高いため、断念されたそう。
最近では福岡の三越や岩田屋で期間限定で一週間ほど販売しているとの事。
また、佐賀市のバルーンフェスタの際も出店される事があるそうです。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
「普通のお豆腐と違って粘りがあるので壊れにくいです、旅行の方も、飛行機で帰られる方は手荷物でそのまま持ち帰っていらっしゃいます」と慣れた手つきで保冷剤とごどうふを包まれる前田さん。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
取材をしていると、近所の常連さんがボトルを持っていらっしゃいました。
豆乳も販売されていますが、常連さんとなると豆乳を持って帰るためのマイボトルを預けられていて、新鮮な豆乳を取り置きしてもらい、取りに来る日に別の空のボトルを預けて…と交互に持ち帰るそうです。取材中も何人もの方が次々にマイボトルを持って来られていてその人気ぶりを感じました。
隣町の山内町からわざわざ買いに来られる豆乳好きの方もいるそうです。
「声でどのお客様が来られたかわかるんですよ」と前田さん。凄いです…!
この日マイボトルを持って訪れたお客様の中には体調不良で沈んでいた頃に前田さんに豆乳を勧められ、それから飲み続けていたら、今では元気に水泳をされる程に元気になった方もいらっしゃいました。
前田さんのつやつやお肌の秘訣はやはり豆乳だそうです…気になります。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
「とうふのたかはし」の一番人気は「タレ付きごどうふ3個入り」。手作りの濃厚なタレもセットになっています。タレのみの販売もあります。
もめん豆腐やあつあげもとってもおいしそう。お昼には売り切れてしまう事もあるそうです。
商品を購入された方には無料でおからも配布されています。

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
ごどうふは濃厚なゴマダレで頂くのも良いですが黒蜜かけのデザートも人気です。
前田さんご自身も提供されている飲食店にわざわざ食べにいかれるほど…。
オリジナルでデザートにアレンジするのも良いですね。

「このコロナ禍でなかなか遠くに販売にも行けないし、気分も沈みがちになるけど、とにかく明るく楽しくみなさんに接するようにしています。観光で訪れた方が「また来たよ!」って真っ先に来てくれるのは本当にうれしいです」。と、前田さん。
従業員さんをはじめ、配達に行かれていたご家族もとってもにぎやかで楽しい印象を受けました。
「とうふのたかはし」は有田駅からも歩いて4分の距離です。是非一度、有田
のソウルフード、ごどうふを味わってみてはいかがでしょうか?

【有田のお店訪問:60】とうふのたかはし
本日は、「とうふのたかはし」の前田久美子さん にお話を伺いました。

「とうふのたかはし」
佐賀県西松浦郡有田町本町丙1525
TEL:0955-43-3252
営業時間:8:00~18:00
定休日:不定・年末年始 
※コロナ禍の為、当面の間は日曜日定休
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