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【窯元探訪:60】江頭製陶所 利久窯

2022年07月08日

有田観光協会 at 15:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・お店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。


本日は有田町黒牟田地区にある「江頭製陶所 利久窯」をご紹介します。
「江頭製陶所 利久窯」の社長、江頭光治さんにお話を伺いました。

利久窯は1958年(昭和33年)に創業し、3代続く窯元です。
利久という字は創業者の陸吾(りくご)という名前のニックネーム「りく」から「利久」という当て字をしたところから由来するそうです。

工房に隣接するギャラリーを案内していただきました。

ギャラリー内には染付や赤絵のスタンダードな有田焼はもちろん、アクセサリーなども取り扱っていらっしゃいます。


利久窯では普段は業務用のやきものをメインに作られていますが、有田焼400年祭の時に「きんしゃい有田 豆皿紀行」という26の窯元が「大きな産地を小さな皿を通して見る」をテーマにそれぞれ豆皿を作るというプロジェクトの際、「一珍(いっちん)」の技法を使った豆皿を新しく開発されました。


一珍とは注射器やスポイトのような道具を使って顔料で色を付けた化粧土(けしょうど)を絞り出しながら描き、立体的な模様を付けていく技法です。
最初に作られた5種類の一珍の豆皿は、皿自体の形はあったそうですが、一珍を組み合わせて今まで作ったことのないものを作りだそうと、全面に一珍を使ったものや、逆に同系色で目立たなくし、さりげない装飾にしたり、
下地をあえて無釉にしたり…中にはネイルアートの本を参考に考えたものもあり、様々な試行錯誤をされて、特徴ある豆皿を作り出しました。

一珍を使った豆皿はどれもキラキラしていて、ひとつひとつ手描きで描かれています。
一般的に使われる一珍用のスポイトより細い針を使われているそうで、細かい表現ができるそうです。

「同じものが2つとなく、同じ種類の商品でもひとつひとつ個性があって線の勢いなどがちょっとずつ違います、機械で完結するモノづくりではなく、人の手が必ず入る事を大切にしています」と江頭さん。


キラキラのラスター彩が使われた一珍は、光の加減や角度、照明の色によっても全く異なるのでなかなか写真で撮るのが難しく、
「キラキラ感を出すのにプロのカメラマンも苦労しました。写真と現物ではいい意味で見た目が異なるので、是非現物を見に来てほしいです」とのこと。
オンラインショップとは異なり、ひとつひとつを、じっくり見てお気に入りを探すのも、店舗ならではの醍醐味ですね。


こちらの一珍のカップはグラデーションのクロスが可愛らしいブルー系とピンク系の2種類です。
均等に間隔をあけて湾曲した部分に描くのはさすが職人技です!


ちなみに下書きはするそうですがあくまで下書き、アタリのようなもので、ほぼ感覚で描いていくそうです。
「グラデーションに新色を追加して作ってみようと思っています。グラデーションの色変えをどこで区切るかでまた色々変わってくると思います」との事。


一珍に使う泥漿(でいしょう)も独自に柔らかく調合されているそうです。
グラデーションカラーの新色が追加されるのが楽しみです。


こちらは一珍を使ったアクセサリーコーナー。
ブローチ、髪留め、ペンダントや帯留めなど…つやつや、キラキラでどれもかわいいものばかり!同じ形でも絵付けによって全く雰囲気が違うデザインで全部そろえたくなりますね。

こちらも独自のつや感やぷるんとした感じを写真に撮るのが難しく、直接ギャラリーで見て頂きたいです。
バリエーション豊かでどれにしようか迷ってしまいます。


「お客さんとの直接のやりとりができるのがギャラリーの魅力です。転写とは違って、器のひとつひとつ表情が違うので実際に手に取ってほしいですね、ここでしか買えないものもありますので是非キラキラの器たちを見に来てください」と江頭さん。

是非、ひとつひとつ手作業で描かれたキラキラ可愛い器たちを探してみてはいかがでしょうか?


本日は江頭製陶所 利久窯の社長、江頭光治さんにお話を伺いました。

「江頭製陶所 利久窯」
佐賀県西松浦郡有田町黒牟田丙3522
TEL:0955-42-2971
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定
公式HP:http://rikyugama.com
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【窯元探訪:58】金善製陶所

2022年04月06日

有田観光協会 at 16:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・お店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。


本日は有田町南原地区にある「金善製陶所」をご紹介します。

「金善製陶所」は創業約70年、窯元としては現在の金ヶ江泰彦社長で3代目となります。



工場と隣接するショールームは純和風の建物。
入口には焼成時に使う「さや」が沢山積まれています。
早速、金善製陶所の金ケ江 瑞樹さんに案内していただきました。



ショールームの中に案内していただきました。
外からは純和風の建物でしたがガラス張りで中庭の見える和モダンなショールームです。
ショールームには、割烹用から家庭用まで、歴代の商品から現在までの商品が並んでいます。


中には今はもう作っていないという、染付の立派な大皿や蓋物も。
繊細な模様と染付のグラデーションにうっとりします。


金善製陶所のショールームの商品の中には、マットな質感で、金属のような独特の光沢をもつもの、独自のカラーや質感など、有田焼のイメージとはちょっと違う商品もあります。
                 

こちらはイチオシシリーズの「黒サビ絞り」です。

黒サビ絞りは、表面を金属のような風合いに見せるための鉱物を使用し1300℃の窯の中で変化を繰り返すことで、時に表面がちぢれたような凸凹感、時に焼き締めの様な黒いつや消し色、また赤サビが見え隠れする様な表情の仕上がりになる様作り上げた商品です。

焼成中の窯の中で変化する「窯変」はその日の天候や温度によっても変わるため、どんな表情になるかは窯を開けるまで分からないとの事。
確かに実際に手に取って見ないとなかなか写真では伝わりづらいのですが、ひとつひとつ違った色合いをしています。

業務用に使われるプレートなどの他にも、酒器やポット、カップなど日常でも使えるアイテムも。引き締まった黒がカッコイイです。


コチラは新製品「ソフトボール スノー渕銀」真っ白かとおもいきや、表面にある細かな凹凸がキラキラと光を反射し、その名の通り本物の雪を固めたような光沢が美しい逸品です。
銀ぶちのワンポイントがオシャレです。
こちらもボウルやプレートなど、スノーシリーズとして展開されています。
真っ白だけではなく色がついているものもありました。


また家庭用食器として使いやすいマグカップやそばちょこなど単色のシンプルな製品もあります。


様々な形のボウルや丼などもあります。


次は工場を案内していただきました!

ところせましと並べられた棚板にぶつからないよう慎重に進みます。



金善製陶所ではローラーマシンを使って成形をされています。
職人さんに目の前でひとつ実演していただきました。稼働しているローラーマシンを見るのは初めてです!

動画はコチラ→【Twitter】https://twitter.com/aritakankou/status/1511598517076500485?s=20&t=nvt-0Q-KJ8QdEHVpni5p7w

タイミングよく陶土の入った外側の型をセットして回転させながら内側の形状をしたローラーで成形します。
にゅにゅーっと生地が伸びてあっという間に器の形に!丸ものを成形するのにぴったりな成形方法です。
1日フルで稼働するとお茶碗なら800個ほど生産できるとのこと、しかし、絶妙な調整をしなければならないそうで最初のセットには半日かかる時もあるとか…!


型を持たせていただきましたが、かなりずっしりしていました。これをタイミングよくマシンにセットして入れ替えるのは大変そうです…!


シリコン製のパットを使って絵柄をスタンプのように器に写すことが出来る「パット印刷」のマシーンもありました。残念ながらこの日は稼働している姿を見る事はできませんでしたが、間近で実物を見るのは初めてで、大小様々なパッドが棚に並んでいました。
細かい模様や文字、曲面にも綺麗に印刷できます。


近代的な製法だけでなく、もちろん職人さんの手描き作業も見る事ができます。


窯入れ前の本焼き窯も開けて見せていただきました。
人物との対比でわかると思いますが、容量は約4㎥との事で、一般的なサイズだと1.5㎥くらいとの事なので有田でも大きい方なんだそうです!サイズによりますが2000個以上のうつわが入るそうです。


どんどん積まれていく素焼き前のうつわたち。重ねるのにもバランスや緻密さが要求される職人技です。


焼成待ちのうつわたちがずらりと並んでいました。


こちらは製品倉庫で、検品をされているスタッフさんがいらっしゃいました。オンラインショップなどもここから発送されます。


「オートメーション化しつつも、職人の手間暇がかかる手仕事によるモノ作りをしています。今後も釉薬が持っている鉱物の性質を活かした独自のモノ作りをしていきたいですね」と金ケ江さん。
鉱物の素材が活かされた独自の雰囲気の釉薬の色やデザインなど、驚きがたくさん詰まっていました。
有田焼は、それぞれの窯元が研究を重ね進化していることが分かりました。

公式オンラインショップに掲載されているアウトレット商品なども購入可能ですので、是非一味違う有田焼を探してみませんか?

金善製陶所
佐賀県西松浦郡有田町南原甲174
TEL:0955-43-3268
営業日時
平日 10:00~16:00
定休日:土・日・祝日 お盆・年末年始
オンラインショップ:http://www.kanezengama-shop.jp/
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【有田のお店訪問:70】貴兆陶家

2022年03月24日

有田観光協会 at 14:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・やきもののお店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。


本日は有田町岩谷川内にある「貴兆陶家(きっちょうとうや)」をご紹介します。

佐賀銀行有田支店の駐車場の斜め向かいにあり、窓が大きく中のカラフルな器が照明に照らされているのが印象的です。


本日は貴兆陶家の社長、朝田 秩賀則さんにお話を伺います。


朝田さんはお隣の三川内町出身で元々お父様が「吉湊」(きっそう)という店名で、ホテルや旅館向けのうつわの販売を行っていたそうです。
朝田さんが貴兆陶屋を岩谷川内にオープンされたのは10年ほど前との事、業務用はほとんどなく、普段使いのできるうつわの小売りをメインにされています。

有田本店だけでなく、その他にも有田 札の辻店(秋の陶磁器まつりなど、イベント時のみオープン)や兵庫県の芦屋店、福岡三越店、福岡姪浜店、別府店など、5店舗展開されています。
それぞれ、やきものだけではなく、店舗によっては久留米がすりや和雑貨なども取り扱われているそうです。



お店の特徴といえばまず、外から見ても目立つ照明!オシャレな雰囲気が伝わってきます。
照明も見せ方のこだわりのポイントだそうです。


店内は天井が高く、沢山並んでいる商品と共にいろいろなアンティーク家具がディスプレイに使われていて独特の雰囲気が素敵です。



店内には有田焼以外にも、波佐見焼などのやきものや、カトラリーなどの雑貨も取り扱ってらっしゃいます。テーブルコーディネートも普段使いができるシンプルなものから本格的なものまで様々。


中には今ではなかなか見る事がない、足踏みミシンをディスプレイに使われていました。


ディスプレイに使われているアンティーク小物も魅力的。


商品の中には木目調のやきもの…?かと思いきや、木を削って作られた木製のカップも!
手に取るととても軽く、木目の美しさが引き出されています。



その他にもカトラリーなども充実しています。アイディア食器などもあり、より食卓が賑やかになりそうですね。


店内のオススメ商品をご紹介いただきました。


こちらは李荘窯の「雪輪サローネポット」
なめらかな曲線が特徴のポットがとってもオシャレ!軽くて使いやすそうです。伝統的な雪輪文様もふんわりとした雰囲気でティータイムにぴったりです。


こちらは人気商品の「サンセラ セラミックフィルター」お手入れすれば何度でも使えるコーヒーフィルターです。カラー展開もされているので、カップとお揃いのカラーにするのも良いですね。


「しのぎアラジンポット」
鎬(しのぎ)とはヘラなどで削って稜線をつける装飾方法です。やわらかい白磁にひとつひとつ丁寧に付けられた鎬文様に職人の技が光ります。


「できるだけ転写のものだけではなく、職人の手の入った商品を取り扱うようにしています」
と、朝田さん。手作りならではの良さが伝わるようにディスプレイされているのも頷けます。

ほっこりあたたかな照明やアンティーク家具に囲まれた店内でひとつひとつ手に取って、お気に入りのうつわを見つけてみてください。


本日は「貴兆陶家」の社長、朝田 秩賀則さんにお話を伺いました。

「貴兆陶家」
〒844-0011
佐賀県西松浦郡 有田町岩谷川内1-3-10
TEL:0955-41-9022
営業時間:10:00~17:00
定休日:土・日
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【有田のお店訪問:69】SPICE HOTARU

2022年03月05日

有田観光協会 at 13:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・お店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。



今日は有田町岩谷川内地区にあるスパイスカレー屋さん「SPICE HOTARU (スパイス ホタル)」をご紹介します。
建築家でもあるオーナーの富田 文彦さんにお話をうかがいました。

毎週金曜日と土曜日にテイクアウトのスパイスカレーを販売している「SPICE HOTARU」では
新鮮なスパイスの香りをお届けするため、毎回挽きたてのスパイスを使用。
チャイやラッシーなど飲み物も提供されています。


食材は地産地消として、棚田米をはじめ、できる限り有田近辺で取れた新鮮なものを使用されています。
このオシャレなサラダの食べれるお花も有田産!
バジルなど、富田さん自ら畑で育てた食材も入っているそうです。

スパイスカレーを作るようになったきっかけを伺うと富田さんがご家族でドイツのフランクフルトに住んでいらしたころ、日本では当たり前に買えるカレールウがなかなか売っておらず、
買えたとしても高価で、材料のスパイスなら手軽に買える事を知って、「カレーをスパイスから作ってみよう」とチャレンジされた事がきっかけだったそうです。


その延長線で他にも納豆や豆腐や梅干しなども手作りしていたとか。一番難しかったのは、豆腐だそうです。
そうして6年間スパイスを研究されたそうで、3年ほど前にやっとおいしい組み合わせができたとの事。


ちなみに、「SPICE HOTARU」の名前の由来の「ホタル」はドイツにひっこされる前に東京でご夫妻がほぼ毎日通われていた深夜食堂「ホタル」から名前をいただいたそうです。
カウンターにはその「ホタル」のオーナーさんからいただいたというブルドッグのオブジェが。守り神なんだそうです。

そうしたスパイスや色々な出会いがあり、ドイツから2019年に有田に移住して来られ、設計事務所を営まれる傍ら、2020年8月に有田に初のスパイスカレー屋さんをオープンされました。町内の方にももちろんですが、佐世保や武雄、伊万里、波佐見といった近隣の地域からもスパイスカレーの虜となり足蹴く通って下さるお客様がいらっしゃるそう。
そうしたお客様の中からも町並みの相談が増えてきて、古民家の改修にも携わられています。


黄色ののぼりが出ている日は李荘庵の中で販売されています、李荘窯ギャラリーのカウンターで販売されているので、初めて来たお客様は「ここであってるの!?」と疑問に持たれるそう。


中はやきものの商店です。素敵なうつわがずらり。


毎週金曜日と土曜日に奥のカウンターにて販売されています。


販売されるスパイスカリーはラインナップの中から日替わりで提供されます。
Instagramにて日替わりの内容を確認する事ができます。
まずそのラインナップの中の最新のイチオシを教えて頂きました。


「ありたどりのコルマ」

コルマ、とはヨーグルトとカシューナッツを使ったカレーだそうで、メニュー名に「ありたどり」が入っているのも、地産地消をコンセプトにしているので名前の通りありたどりをアピール。
ちなみに注文するときはメニュー名をフルで言わなくでも大丈夫ですが、ネーミングにこだわっているのでメニュー名をフルで言ってくれるとより嬉しい。とのこと。



一番人気は「艶美のエビカリー OJIYAMA」だとか、名前を聞いただけでおいしそう…!
ちなみに伯父山窯の有田人記事は→コチラ



他にもメニュー名にはこだわりがあり、それぞれ有田の窯元の名前がついています。↑写真は「魅惑のバターチキンカリー BISEN」

何故、窯元の名前が付いたカレーなのかと伺うと、「有田にはいろんな窯元があるのを知ってほしくて付けました、窯元さんそれぞれのうつわへのこだわりをスパイスカレーで表現したい」と富田さん。

有田のうつわと食材がリンクしている有田ならではのスパイスカレーですね!


カウンターに置いてあるカードにはメニュー名になった窯元のうつわを使ったカレーの写真と説明、

裏にはネーミング元の窯元の解説が書かれています。どんな窯元か一目でわかる素敵なカードです。見ているだけでお腹がすいてきますね。

有田で一番窯元が集まるスパイスカレー屋さん

富田さん曰く、有田で一番窯元の人が集まるカレー屋。との事でこだわりのスパイスカレーの虜になった窯元の方々が買いに来られるそうです。
有田焼の窯元さんや、商社さんがテイクアウトを待っている間、よく談笑していらっしゃいます。
たまたま有田の有名窯元さんが同じ時間帯に4人も居合わせたりする事も!



「有田にはいろんな食材があるので食材には困らないですね、ジビエにも挑戦してみたいです、あと今はイベント以外は基本的にテイクアウトがメイン (イートインスペース2〜4名用も1席あります)ですが、いずれ観光協会のある札の辻あたりにイートインができるお店を構えたい。どうしてもテイクアウト用のトレイでは制限される事もあるので、イートインだとスパイスカレーのメニュー名の窯元のうつわやカトラリーで提供できるのでより有田を感じられます」

内山地区の中心地にスパイスカレー屋さん!それは楽しみです。


「カレーと建築の要素は同じと考えている」と富田さん。
「建築は色んな要素、素材を組み合わせ、積み重ねて作る。カレーもスパイスと食材を積み重ねて作るので考えが一緒で違和感なく作れ、全く別のものを作っている感じではなく、「住む」も「食べる」も丁寧にしっかりと作るという姿勢や親和性が同じ」
とのこと。「食」と「住」を作ることが似ているという話は驚きでした。


「有田の凄い所は内山の町並み、伝統建築物が魅力的でポテンシャルのある所。でも実際は使われていない所が多いのでもっと活用できるように今までの経験を活かして、かつ貢献できるようにしたいです、もちろん新築の相談も随時受付中です」
流石富田さん。一級建築士事務所としてのアピールも忘れません。

「予約しないと買えないわけではないです、金曜日と土曜日には普通に買えます。ただ、一人でやっているのでInstagramのDMやLINEなどで予約してもらうとよりスムーズに受け渡しができます」
挽きたてのなるだけフレッシュなスパイスが感じられるようにお届けします!とのこと。


これからも新しいスパイスカレーが続々登場予定とのことです。スパイスカレーの勉強も日々行っていて
休みの日には福岡のカレー激戦区のカレーを食べに行っているそうです。
これからもどんな有田の食材が詰まった素敵なスパイスカレーが登場するのか楽しみに待ってます!


本日は「SPICE HOTARU」の富田 文彦さん、富田紗貴さんご夫妻にお話を伺いました。

SPICE HOTARU
〒844-0011
有田町岩谷川内1-3-7 李荘庵内
LINE:@spicehotaru
営業時間:11:30~13:30
営業日:金曜日‧土曜日
Instagram:http://wwwinstagram.com/spice_hotaru
公式HP:https://spicehotaru.hotarustudio.com












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【有田のお店訪問:68】杏慕樹(あんぼじゅーる)

2021年08月25日

有田観光協会 at 10:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・お店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。


今日は有田町丸尾地区にある洋菓子屋さん「パティスリー杏慕樹(あんぼじゅーる」をご紹介します。
オーナーの大串堅輔さんにお話をうかがいました。


杏慕樹(あんぼじゅーる)は2006年にオープンし、今年の10月で15周年となる洋菓子専門店です。洋菓子作り47年の大串さんのこだわりの洋菓子をはじめ、有田焼をテーマにしたロールケーキ、有田焼のうつわとコラボしたプリンや焼き菓子など、有田ならではの商品を作られています。

元々は横浜に住んでいらしたとの事で、東京の田園調布で働かれていたそうですが、お店を出すにあたって、都会の雑踏が嫌いな事もあり、親御さんの出身地の有田にお店を出されたそうです。


有田焼のうつわとコラボする、という発想はオープン時から考えられていたそうで、
一番のオススメは有田焼とコラボして作った「有田焼プリン」。食べたあともカップとして使えるプリンです。
現在有田焼プリンで使われているうつわは渓山窯と李荘窯のうつわだそうです。こちらはECサイトでも購入可能です。ECサイトはコチラ


また同じく有田焼コラボのお菓子、「ポ・ド・ケイク」。こちらも老舗の窯元であるしん窯で作られた有田焼の器にパイ包みのお菓子が入っています。
味はプレーン・フランボワーズ・金柑の3種類。金柑といえば有田の名産品でもあります。絵柄は味によって違っていて、青と朱の二種類、計6種のうつわの種類があります。全種類揃えたくなる可愛さですね。


また、こちらは「渓山窯」のミニそば猪口のうつわに入ったカップケーキ。有田器菓(ありたかっぷけーき) 栗、チョコ、抹茶の三種類の味があり、ちょっとしたお土産やプレゼントに最適です。観光の際のお土産にオススメの逸品ですね。


もちろん、有田焼コラボの商品だけでなく、ショーケースの洋菓子たちもどれも美味しそうで迷いそうです。


登り窯をイメージし、嬉野抹茶を使ったというロールケーキ、「窯焼きロール」や有田陶器市のゆるキャラ、ありたんがパッケージになった焼き菓子「ありたのおかし」も。
「ありたのおかし」の黒すぐり(カシス)は特に甘酸っぱさと生地の甘さのバランスが絶妙でとっても美味しかったです。是非こちらもご賞味ください。


また、陶器市のメイン通りにもなる赤絵町の大通り沿い、今右衛門窯のすぐ側には月・火・金・土曜のみオープンする、焼き菓子やパンを販売する「杏慕樹赤絵町店」があります。こちらも大串さんお一人で作られたパンや焼き菓子を販売されており、散策されるお客様にも人気のスポットとなっています。


この日訪れた時間では既にほぼ完売しており、向かいの体験工房「柳窯」のお客様や散策で訪れた方、近くにコンビニやスーパーがないのもあり、ご近所の方々がよく買いに来られ午前中にはなくなってしまう事も。
内山散策の際に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?



「有田町民でもここにお菓子屋があるのを知らない人がまだまだいます、今少し考えているのが、次回購入時に一緒に使えるクーポン。なかなか実現するのは難しいですが、外部の方はもちろん、町内の人にも月イチでいいから一人1個はケーキを買ってほしいです」と大串さん。
老舗の有田焼×洋菓子のコラボを率先して作られた杏慕樹(あんぼじゅーる)。
有田ならではのお菓子のお土産をお求めの方は是非、お立ち寄りください。
有田のグルメやうつわの集まったリンク集、有田産品(コチラ)にもECサイトを掲載しております。こちらでも有田焼プリンなどの購入が可能ですので、今は旅行を控えている方にも有田焼×洋菓子を是非とも味わっていただきたいです。


本日はパティスリー杏慕樹(あんぼじゅーる)の大串堅輔さんにお話を伺いました。

杏慕樹(あんぼじゅーる)
〒844-0023
佐賀県西松浦郡有田町丸尾丙1933-1
TEL:0955-41-1122
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜日
店内禁煙
https://www.u-b-j.com/
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【有田のお店訪問:67】祐徳旅行株式会社 伊万里営業所

2021年08月19日

有田観光協会 at 14:51  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・お店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。

今日は有田のお隣、伊万里を訪問!祐徳旅行株式会社 伊万里営業所をご紹介します。


地域に根差した旅行会社として地元民に愛される祐徳旅行。鹿島本社をはじめ県下 4か所に営業所を展開し、国内から海外旅行まで幅広く取り扱っています。
今日は伊万里・有田エリアをメインに担当されている伊万里営業所所長で、ご自身も有田町出身の船津昇一さんにお話を伺いました。

祐徳グループのネットワークと地域企業ならではのフットワークの軽さを活かし、お客様に寄り添った旅行を提案できるのが強みだと話す船津さん。個人のお客様はもちろん、企業や団体からの信頼も厚く、「社員旅行と言えば祐徳さん」という地元企業も多いのです。また現在力を入れているのが、学校との関係性づくり。 コロナ禍で大手旅行会社が地方から撤退していく中、 修学旅行にとって最も大切な「安心・安全」 を提供する、と熱い想いを持って取り組まれています

コロナ禍で苦境に立たされる旅行業界。伊万里営業所も厳しい状況が続いてい ます。
「自粛ムードが続くが、コロナが終息したらまた旅行に行きたいという気持ちを持ってもらえるよう、お客様と人間関係を築いていきたい。」


お客様との出会いは一期一会。旅行商品だけでなく、営業マン自身の魅力を大切にしたいというのが、かつての上司でもある辻 武史社長から受け継いだポリシーです。 出会ったお客様の期待にどれだけ応えられるか、そのためにまずはお互いを知り人間関係を築き、会話からニーズを引き出すことを 、船津さんは 大切にされています。またお客様からのオーダーに柔軟に応えられるよう、プランの手配先など関係者とも日頃から信頼関係をつくるよう心掛けているのだそうです。
旅の効用は計り知れませんが、新しい場所、体験、人との出会いに誰しも期待と不安を抱くものではないでしょうか。旅の相談ができるプロがいつもそばにいるのは心強いですね。早く思いっきり旅行を楽しめる日が訪れますように!


船津さん、ありがとうございました!


祐徳旅行株式会社 伊万里営業所
佐賀県伊万里市二里町八谷搦1018番地クワハラビル
営業時間:平日9:00~18:00 /土曜 9:00~15:00
定休日:第2 ・第4土曜、日曜、祝日※ 現在新型コロナウイルス感染症予防のため土曜休業
TEL:0955-22-5111
HP:http://yutokuryoko.com/index.php?id=45
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【有田のお店訪問:66】前田陶助堂

2021年08月12日

有田観光協会 at 14:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・お店などをご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。


今日は有田町泉山地区の大公孫樹(大イチョウ)の近くにある「前田陶助堂(陶助おこし)」をご紹介します。


前田陶助堂の目印はトンバイ塀にお皿が埋められた看板です。有田らしいですよね。


ご自宅の一角に工場とお店があります。

今日は前田藤助堂の社長、前田光則さんにお話を伺います。
前田陶助堂では、有田の銘菓、「陶助おこし」を製造・販売されています。

おこし=ザクザク、ガリガリとした食感で硬そうなイメージを持たれる方がほとんどでしょう。「陶助おこし」は見た目はちょっと大きめのおこしなのですが、一口かじったところから食感が違います。
オブラートに包まれたまんまるのおこしを齧ると軽いサクっとした歯ごたえに、ふわっとした柔らかい食感が続き、サクサクふわふわ、不思議な触感に生姜の風味がほんのりとして、素朴で優しい味が特徴的なおこしです。


「陶助おこし」の原点は雪竹藤助さんという方が作られたおこしで、有田陶器市の前身となった有田焼の品評会に来られた来客の方に振舞われていたそうです、跡継ぎがいらっしゃらなかったとの事で、技法を前田さんの御祖母様や数名が受け継がれて、作られていたそうですが今では前田陶助堂だけが伝統の味を守られています。
伝統の味を継承されて80年。前田さんで三代目だそうで、作られ始めた時代も合わせると約100年続くという伝統の味です。初期の頃は名前を「白磁おこし」と付けられていたそうですが、40年ほど前に前田さんが受け継がれた時に名前を初代の藤助さんから取って「陶助おこし」と付けられました。


材料はもち米をついて作った餅をあられにし、それを炒ったものに、生の生姜を混ぜ、水あめを絡めて固めるそうです。生の生姜を擦りおろして使っているのがポイント。最初から最後までほぼ手作業のため、一回に作れる数は300~350個ほど、時代によって甘みを抑えるなど、その時々のお客様の口に合うように変化してきたそうです。その配合や詳しい工程は門外不出だそうで、工場見学などの公開はされていません。

「はじめて食べた方は「こんなおこし食べた事ない!」とほとんどの方が驚かれます」。と前田さん。
たしかに見た目からすると、硬そうな見た目なので食べてみた時の食感が忘れられなくなりそうです。

ゴールデンウィークの有田陶器市や秋の陶磁器まつりなどでは窯元やお店などで、お茶菓子として提供されることも。
GWの時は10,000個ほど、秋の陶磁器まつりの時は5,000個ほど作るそうです。
秋の陶磁器まつりの際は大公孫樹(大イチョウ)の広場で販売もされています。
「観光バスでいらっしゃったお客様が陶助おこしを食べて以来、陶助おこしのファンになってくれて、有田に来る時は「バスを降りて真っ先に買いに来ました!」と言ってくれる方もいます」と嬉しそうに語る前田さん。
「大量生産ができないので、宣伝はほとんどしていません、有田観光協会のHPや口コミで広めてもらっています、有田の人でも食べた事がない人もまだまだいると思います」

一度に大量生産が出来ない事と、湿気や乾燥によっても触感が変わってしまい、保管が難しいとのことで、店頭以外での販売やネット販売などは行われておらず、希望があれば電話で注文受付、発送をされるそうです。(数量限定ですが有田館で取り扱っている時もあります)
「発送の際、ちょっとした植物を添えて送るのが好きで、お手紙に紅葉の葉やイチョウの葉などを添えて送ります」と奥様の前田正子さん。この日もいただいた陶助おこしにはもみじの葉っぱが添えられていました。ちょっとした心遣いが嬉しいですね。

今後も秋の陶磁器まつりの際にも公孫樹の木の下で販売をされる予定との事、
「有田の餅おこし、まずは食べていただいて、その食感に是非驚いて欲しい」と前田さん。柔らかいのでお子様やご高齢の方にも喜ばれるそうです。

約100年続く有田の銘菓「陶助おこし」。是非有田に来られた際はその独自の食感と優しい味わいに驚かれてください。


本日は「前田陶助堂」の社長、前田光則さんと奥様の正子さんにお話を伺いました。

「前田陶助堂 (陶助おこし)」
〒844-0001
佐賀県西松浦郡有田町泉山1-16-12
TEL:0955-42-4411
営業時間:8:00~11:00 14:00~16:00
土日祝:8:00~18:00
定休日:年中無休
※事前連絡をいただければこの限りではありません。
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【窯元探訪:57】乃利陶窯(のりとうがま)

2021年08月07日

有田観光協会 at 10:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・やきもののお店訪問】。
今日は有田町、南山地区にある乃利陶窯をご紹介します。


本日は乃利陶窯の窯主、樋口憲人さんにお話を伺います。
樋口さんは本格的な作陶活動をされる以前は北陸方面に陶磁器の行商をされていたそうです。その際、北陸地方には江戸時代の日本国内に流通していた初期の有田焼、「初期伊万里」と呼ばれるものが多く残っており、その収集と鑑定の勉強をされていました。
「古美術や陶片の研究に関係しているうちに、当時の職人の仕事がどんな風に作られていたのかが見るだけでわかるようになっていった。」と樋口さん。
自ら初期有田を再現したものを作ろうと2000年頃より、陶土作りから、ろくろ、釉薬まで作るという本格的な作家活動を始められたそうです。

乃利陶窯の「のりとう」とは樋口さんのお名前と、ありがたくいただく、「祝詞」という意味を込めて「乃利陶窯」と付けられたそうです。


「乃利陶窯」では有田の鉱物やミカンの木の灰を混ぜた「ミカン灰」をブレンドした、オリジナルの「李白釉」を開発されています。
ひとつひとつ、江戸時代から使われている技法、土で作った土台に生地を打ち付けて作る、「型打ち成形」によって作られています。


また有田町の隣、伊万里の「腰岳」で採取した黒曜石を使った釉薬を開発されています。
真っ黒な黒曜石焼は、瓦職人の黒茶碗をヒントに作られたとの事。この黒曜石を使ったうつわでお茶を淹れると、味がまろやかになるそうです。黒曜石、黒釉シリーズは遠赤外線効果があるという土鍋など、「機能性有田焼」を作られています。


こちらには南山地区で発掘、収集されたという出土品が飾られています。南山地区にも多くの窯跡あり、樋口さんによると、ひとつひとつの陶片から読み解ける、今では使われていない技術など職人のこだわりを作陶のヒントにされているそうです。


作陶活動以外でも、樋口さんが趣味で始められたという生粉打ち蕎麦を作られています。
蕎麦打ちも、やきもの作りも生地を練るところから始まるのが共通点ですね。

こちらでは、オリジナルの器でこだわりの手打ち蕎麦を食べる事のできる、そば処「のりとう」として、素敵なうつわたちに囲まれてお食事できます。(要予約)
釉薬からオリジナルで製作したうつわ、「李白釉」に、樋口さん自らがそば粉からこだわった手打ちそばが盛りつけられ提供されます。
“ろくろ体験+絵付け体験+手打ちそばのコース”がセットになった「ろくろ体験コース」もあります。


敷地内のギャラリーも案内していただきました。
一般食器から、割烹食器、美術品の大きな壺などの作品などが三部屋に別れてずらりと並んでいて、ゆっくり眺められる空間となっています。
昔ながらの家具と一緒に展示されていて、中には船金庫(船箪笥)の上にディスプレイされた作品もありました。


こちらは向かいの工房になります。型打ち成形に使われている型も見せていただきました。
粘土をお皿の形に成形したあと、型に打ち付けて細かく成形します。
今作られているという大きな作品も並んでいました。


こちらはろくろ体験コーナー。教えかたが上手いとお客様からも人気なんだそうです。
プレゼントや記念品などを作られる方もいらっしゃるとか。
有田に来られた記念に是非体験をされてみてはいかがでしょうか?


また、樋口さんが作られている初期伊万里を再現されている作品たちも見せていただきました。出土品や古陶磁研究で培った知識で当時作られていたのかを忠実に再現されています。


特徴としては素焼きをしない生地に釉薬をかけて焼成する方法や、砂高台という、器を重ねて焼く際に、器同士がくっつかないように砂を高台につけていたものを再現したものは、あえて砂を削らない状態のままにしたり、釉薬を掛ける際に残った指の跡をあえて残したりなど、味のある器を再現されています。

古陶磁の研究から作陶から蕎麦打ちまで様々なことに挑戦されてきた樋口さん、
「人より変わったものをいかに作るかを常に考えている」とのこと。
今後は陶板作品も発表されるとの事。どんな素敵なものができるか楽しみですね。

古陶磁の研究から始まり、オリジナルの釉薬の開発、蕎麦打ちまで、あらゆるこだわりが詰まった乃利陶窯。是非ろくろ体験からオリジナルの器でのお食事など、是非フルコースで楽しんでみてはいかがでしょうか?


本日は乃利陶窯、樋口憲人さんにお話を伺いました。

「乃利陶窯」
〒844-0028
佐賀県西松浦郡有田町南山丁426-1
TEL:0955-43-2890
営業時間:10:00~17:00
定休日:年中無休
https://noritou.handcrafted.jp/

「そば処のりとう」
営業時間:11:00~16:00
時間外は要予約
店内禁煙

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【有田のお店訪問65:】有田温泉

2021年07月18日

有田観光協会 at 10:00  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。
今日は有田町南原にある「有田温泉」をご紹介します。


昨年2020年で10周年を迎えた有田温泉は、有田スイミングスクールの敷地内にある立ち寄り温泉施設です。
ヌルヌルとろりとした泉質が特徴で、有田町内はもちろん、観光で訪れるお客様にも人気の温泉です。
今日はスタッフの岩永さんにお話を伺います。


有田町内に二ヶ所にあるキャンピングカーを停めて宿泊できる車中宿泊施設、RVパークのひとつが「有田温泉」です。(もうひとつは幸楽窯です。)
取材をしたこの日もキャンピングカーご利用のお客様がいらっしゃいました。
最近は密を避けるのもあってか、キャンピングカーでご旅行される方も増えたとの事です。


木のぬくもりを感じる建物の内装は社長のこだわりだそうです。梁の見える高い天井は解放感があって良いですね。


休憩所の壁には有田町内の名所の写真が飾られています。こちらは有田フォトクラブの方が撮られた写真だそうです。町内の観光スポットや季節の花の写真が展示されていました。「あ!ここは○○だ!」と、訪れた方なら分かるスポットがたくさんありました。
毎年、GWの有田陶器市と秋の陶磁器まつりの時期にはフォトコンテストをされているそうです。


有田温泉には看板猫のももちゃんがいます!この日はカウンター内でお休み中。


休憩所にキャットタワーがあったり、カウンター下にも爪とぎが設置されていたり…スタッフさんのユニフォームや施設内のPOPにもネコのキャラクターが。
実は有田温泉の社長が大の猫好きだそうで、28匹のネコちゃんを自宅で飼ってらっしゃるとか。壁には初代看板猫のはなちゃんのお写真もありました。ネコちゃんを見たいと通ってくるお客様もいらっしゃるそうです。


有田温泉の自慢は名前の通りの「ヌルヌル感」。しっとりぬるっとした泉質は初めて来た方は特に驚かれるそう。
「特に変わったものはないけれど、泉質だけで勝負しています、あちこちの温泉に行かれている方にも「ここのお湯が一番好き!」とおっしゃるお客様もいます」と岩永さん。


大浴場と外にはサウナと水風呂、「冷鉱泉」、個室の貸切風呂が7部屋あります
地元の方の交流の場にもなっているそうです。


こちらは「冷鉱泉」いわゆる水風呂なのですがこちらも鉱泉です。
「サウナに入った後の水風呂は格別です」と、岩永さん。
体調に合わせてサウナと水風呂や、お湯と水風呂を行ったり来たり入る方もいるそうです。
代謝がよくなりそうですね。


7つある個室の貸切風呂も中を見学させていただきました。
天井も高く、誰にも気兼ねなくゆっくりと入れそうですね。こちらは予約制ではなく受付順でご案内されるそうです。(貸切風呂料金に入浴料が別途必要です)


貸切風呂の向かいには、お祭り広場と呼ばれるイベントホールがあり、立派なステージが!お祭り広場はスイミングスクールのイベントや、フリーマーケットやカラオケ、学生が楽器の練習などに利用されたりしていたそうです。現在はコロナの影響で使用されていないそうですが早く再開できるようになってほしいですね。



施設内の券売機には「温泉たまご」のボタンが。土日限定で有田温泉の鉱水を使った温泉卵の販売をされているそうです。
気になる隣の「ブルーベリージャム」とは!? 現在は販売休止中だそうですが、ブルーベリージャムは、社長のお家で栽培されているブルーベリーをジャムにして販売されているとか。販売再開された暁には是非食べてみたいです。
ぬるぬるとろっとした泉質が自慢の有田唯一の立ち寄り温泉「有田温泉」。町内の方はもちろん、有田を散策された後はゆっくりお風呂に浸かって旅の疲れを是非癒してください。


本日は有田温泉、スタッフの岩永麻里さん、石川幸子さんにお話を伺いました。

「ヌルヌル有田温泉」
〒844-0027
佐賀県西松浦郡有田町南原甲902
TEL:0955-42-6988
【温泉】
営業時間:当面の間10:30~21:30(受付21:00まで)
定休日:毎月第3水曜日 ※臨時メンテナンスの休業日あり
【宿泊】
宿泊のお部屋はございません。RV車(キャンピングカー等)の方はRVパークをご利用ください。
HP:http://www.arita-onsen.com/



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【有田のお店訪問:64】 マックスバリュ有田店

2021年07月17日

有田観光協会 at 13:38  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・有田のお店訪問】。
今日は、有田町南原地区にある「マックスバリュ有田店」をご紹介します。


マックスバリュ有田店は町内のライフラインを支えるスーパーです!
日々の食料品はもちろん、その中でも佐賀県の地のもの、有田ならではのもの、お土産にぴったりなお菓子なども取り扱ってらっしゃいます。
本日は店長の久保田さんにお話をお聞きしました。

最近、観光で訪れる方の中には、お土産屋さんだけでなく、「その土地ならではの、地元の人が良く購入するローカルなもの」をスーパーで求められる方もいらっしゃるという事で、今日は有田を観光する際にはオススメな商品を一緒にご紹介していきたいと思います!
たくさんの商品の並ぶ店内で「その土地でしか買えないもの」のを探すのは大変と思われそうですが、
マックスバリュ有田店では案外すぐに地の物を見つけることができる目印が!


この「がばい うまかばい 佐賀 じもの」と書かれたブルーのPOPが目印。
「その土地のローカルなものが欲しい!」と思った方は真っ先にこのブルーのPOPを探してみてください。
こちらはお肉コーナーなので有田の地鶏、「ありたどり」が。
イオン九州圏の店舗では産地直送の商品をお値打ち価格で購入できるとのこと、


豆腐コーナーには有田に来たら一度は食べて欲しい!もちもちぷるぷるのソウルフード。「ごどうふ」が販売されています。
こちらでは高島豆腐店のごどうふを取り扱い中。タレ付きタレなしの二種類が。
黒蜜をかけてデザートとして食べるのもオススメです!


こんにゃくも「有田こんにゃく」が。ばっちり「佐賀のじもの」POPが張ってあります。


お土産に人気のローカルな袋ラーメン、みんな大好きうまかっちゃんがPOPで紹介されていました。ノーマルと高菜は空港などでも最近は販売されていますが、やはり種類の多さはスーパーならでは。お土産に困ったら是非このPOPを参考にされてみてください。


もちろんお酒コーナーには有田町の酒蔵メーカー、宗政酒造のお酒もあります。
数々の賞を受賞した「宗政純米吟醸酒-15」も揃っていました。


佐賀のお菓子のお土産といえばソウルフード「丸ぼうろ」
和菓子屋さんやお土産屋さん等で販売されている丸ぼうろも良いですが、こちらでは変わり種など、種類が豊富。
お値段も手ごろなので全種類買って食べ比べしてみてはいかがでしょうか?


その他にもデザートに大人気でイオン九州のアイス総選挙で1位となった佐賀のソウルフードアイス、ブラックモンブランもばっちりそろっています、なんと新味も並んでいました。
ちなみに店長オススメ品として、こちらも九州発のアイス「ムース」が推しだそうです!

商品選びに役立ちそうなPOPなどわかりやすく地の物をアピールしてあるので観光に来られた方が立ち寄っても購入できそうですね。お土産に買って帰るだけでなく、
有田町内の、食材を持ち込んで料理できるゲストハウス(ゲストハウスHIRO舞原参照)に泊まられるお客様にもおすすめです。

その他にも作った方の名前がわかる、地元の農家と契約された新鮮な野菜なども並んでいます。 また季節ものの食品のディスプレイにも力を入れてあるということで

今一番力を入れているという土用丑の日のうなぎのコーナーはすごく目を引くディスプレイです!店長の久保田さんは有田店に赴任される前は水産や鮮魚の担当をされていたという事で、鰻はもちろん、鮮魚にはこだわりがあるそうです。



イオン九州は今年で50周年を迎えるということで特別企画としてプライベートブランド商品の従業員さんのイチオシを並べたチラシやイベント特売日など今後も色々な企画があるそうです。


「ご当地や九州の地の物だけでなく色んなお買い得商品を取り揃えて従業員一同お待ちしております」と店長の久保田さん。
地元住民だけでなく観光でいらっしゃった方もローカルな商品を買うのにうってつけのマックスバリュ有田店。
今回紹介しきれていないお土産やここならではの「地の物」がまだまだ沢山あります、是非探してみて下さい。

本日は「マックスバリュ 有田店」の店長、久保田 智さんにお話を伺いました。

「マックスバリュ有田店」
〒844-0027
佐賀県西松浦郡有田町南原甲45
TEL:0955-43-4321
営業時間:7:00~24:00
定休日:年中無休
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