目的で探す

準備の裏側

「令和6年度 第56回有田工業高等学校卒業制作展」へ行ってきました!

2025年01月24日

有田観光協会 at 17:00  | その他イベント


皆さんこんにちは!2025年1月21日(火)より1月26日(日)まで、佐賀県立九州陶磁文化館にて開催の
佐賀県有田工業高等学校の「令和6年度第56回 卒業制作展」へ行ってきました。

佐賀県有田工業高等学校の「ものづくり学習」の集大成として、セラミック科、デザイン科、電気科、機械科の全日制と定時制、聴講生の卒業学年の生徒の皆さんが
様々な課題に取り組み、高校生活で学んだ事の集大成ともいえる制作展です。

約200点の作品たちは、一点一点じっくりと見ていると時間が足りなくなるくらいの大ボリュームです。

デザイン科とセラミック科の展示室では、まずは大きく目を引く、やきもの作品たち。
オブジェや実用的な食器の他に、セラミック科では釉薬の研究発表などジャンルも様々でした。


鮮やかなブルーやグラデーションが目を引くやきものの大きなオブジェ、夜空を表現した色のついている部分と流星を表現する部分の色分けが美しい作品です。


やきものの球体関節人形。ガイコツに入れられた呉須の絵付けもオシャレです。


実用的なテーブルウェアはシックな色合いからかわいいものまで様々、こんな器が欲しいな!が沢山詰まっていました。


デザイン科の作品には映像作品や、地元地域の観光PR、パンフレットなど実用的な作品が沢山ありました。
印象に残った作品をいくつかピックアップしてご紹介します。


赤い多久聖廟のイラストが目を引くこちらの作品は、多久聖廟の観光パンフレットやMAPを制作されていました。
多久聖廟の形のパンフレットは思わず手に取りたくなるデザインです。


有田町に訪れる外国人にも手に取ってもらえるようにと、ポストカードとメモ帳を制作された作品。優しい色合いの有田らしい風景や、ポストカードなど、お土産にぴったりですね。



こちらは有田町の黒牟田地区に注目した写真集とフリーペーパー。何気ない風景の中にある有田らしさを再発見できそうです。


その他にも、思わず「あるある!」とつぶやいてしまいそうな、「あるある」をテーマにした手作り本も。制作過程での漫画も楽しく読ませて頂きました。


映像作品の中には、伊万里実業高等学校の森林環境科のPR動画やロゴの制作など、学校とのコラボも見られました。


課題作品の絵本作品。思わず手に取って読みたくなる個性的な絵本たちです。



次は電気科、機械科の作品。研修室の方に展示されています。


シニアカーを利用した電動運搬機など、大型の作品も展示されていました。


ビー玉を転がす電動部分があるコースを作った「ビーコロ」や、「イライラ棒」の制作など、実際に動かせる作品もありました。


こちらは有田駅のロッカーを使った、ありたんやセラミーなど有田町のキャラクターが映るプロジェクションマッピングの作品。実際のロッカーに映された様子を映像で見る事ができました。イベントに活かせそうですね。


今年も個性豊かで高校生ならではの視点と創造力が活かされた、魅力あふれる卒業制作展でした!

2025年1月26日(日)まで開催中です。是非、佐賀県立九州陶磁文化館にお立ち寄りください。

第56回 佐賀県立有田工業高等学校卒業制作展
【会期】2025年1月21日(火)~26日(日)
【開館時間】9:00~17:00
【会場】佐賀県立九州陶磁文化館 第5展示室、研修室1、展示ホール、エントランスホール
(佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1) 
【入場料】無料
【問】佐賀県立有田工業高等学校 TEL:0955-42-3136
   公式サイトはコチラ








  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

宇宙日本食を作って食べる!「Space Food おいしい楽しい日本の宇宙食」に参加してきました。

2025年01月16日

有田観光協会 at 16:00  | その他イベント
皆さんこんにちは!
今回は番外編!武雄市にある「佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんが」にて2025年1月10日・11日限定で開催された、
実際の宇宙飛行士が食べているものと同じ宇宙日本食を作って食べる体験会「Space Food おいしい楽しい日本の宇宙食」のイベントへ参加させていただきました。その様子をレポートします!


普段は宇宙科学館の売店でも販売されている宇宙食ですが、実際の宇宙での食べ方を知って体験しよう!
という事で企画されたそうです。
宇宙飛行士は、宇宙でどんな風な食事をしているのか!?そんな疑似体験が味わえるイベントです。

この日はいくつかの日本食メニューの中から自分の好きな組み合わせを味わえるという事で、
渡されたメニュー表に食べたい物にチェックを入れてフードロッカーから取り出します。


実際の宇宙ステーションでは英語かロシア語のみが使われるという事で、メニュー表も英語です。
Grilled Chikin,Soy Sauce…は、やきとり…?醤油味かな…?とぎこちない翻訳をしながら選んでいきました。
ちなみに「名古屋コーチン味噌煮」はStewed Nagoya Cochin chicken with miso sauceだそうです。


フードロッカーは実際の宇宙ステーションの様に無重力でものが飛び出さないようにゴム紐のカバーが付いています。
想像力が試されますね。


やきとり定食がコチラ。ご飯、ひじき煮、海苔、わかめスープ、緑茶、


カレーの定食がコチラ。ご飯、ひじき煮、ちりめん山椒、わかめスープ、緑茶、


こちらは国際宇宙ステーションをイメージして作られた手作りのギャレー(調理設備)。
宇宙ステーションでは電子レンジなどは使用できない為、食品を加熱するには電熱線を使った加温機を使います。


アタッシュケースに見えるコチラの中に、加温機が入っていて、加熱するには電熱線の入ったジッパーバッグの中に宇宙食のパウチや缶詰などを入れて温めます。


加温機で温めるのに20分ほどかかる為、その間に、お湯を入れて作る宇宙食の白飯も作っておきます。
宇宙白飯の中身は炊いた米を乾燥させたものだそうです。
加水機からお湯を入れて閉じて少しもんでから待ちます。


その間、実際の宇宙ステーションでの宇宙食の様子の映像や、色々な宇宙食のお話も聞く事ができました。
宇宙空間では水や粉が飛び散ったりしないもの、常温で長時間保存ができるもの、
栄養はもちろんの事、心の栄養として食事自体を楽めるよう、最近では見た目や味でも地上とほぼ変わらない内容のものが増えてきているそうです。

宇宙空間の食事ではスープなどは飛び散らないように粘度の高いものにしたり
味覚が鈍くなるため、少し味付けは濃いめになるなど工夫をされています。


またフルーツなども宇宙食として提供されていて、佐賀県産のみかんは4回ほど宇宙に行ったそうです!凄いですね!

ご飯ができました!
実はちょっとお湯が少なかったようで、一部が餅に近い感じになってしまったのはご愛敬。
お湯をしっかり入れて、しっかり揉むとふっくらご飯になるそうです。

加温機で温めていた缶詰も回収します。アツアツの缶に注意です。


お茶はパウチになっていて、真空パックの中に粉茶が入っています。ちなみにこのお茶は嬉野茶だそうです。
加水機からお湯を入れて、振ったりもんだりすると完成ストローをさしていただきます。ちょっと見た目がオシャレです。


全て並んだところで実食!定食並みのメニューです。デザートは羊羹。


また食べ方の工夫についても話されていて、無重力空間では缶などは腕につけたマジックテープなどで缶を固定したり、パウチそのままから食べたりするそうで、パウチもハサミなどで開ける際はゴミがまとまるように、完全に切り離さずに食べるそうです。ちょっとした事でも宇宙空間では様々な工夫が必要なんですね。


コチラは宇宙カレー。
ちょっと粘度高め?に感じましたが、具がたくさん入っていて満足度が高い一品でした。


実際の宇宙では食事の際にフードスタンドにパウチなどを入れて食べるそうで、こちらも疑似的ではありますが
宇宙空間気分が味わえました。


片付けの際は、宇宙空間では水は貴重なため、パウチの汚れはふき取って捨てる、など、ゴミの排出を抑えたり、使用する水をできるだけ減らすようにするなど、普段でも使える工夫もありました。
パッケージを切る際は切り離さずに使い、ゴミをコンパクトにまとめるなどは普段の生活でも活かせそうですね!


展示の中には今日食べたもの以外の宇宙食も展示があり、焼きそばUFOやチキンラーメンなど、
身近に食べている物も宇宙食になっていて驚きました。


宇宙科学館の売店でも宇宙食が販売されていて、パッケージは違いますが、実際に宇宙ステーションで使われているものと中身は同じものだそうです。
最近の宇宙食は更に普段の食事と変わらない美味しさの工夫がされているそうです。
ご自宅では加温機などはないため、なかなか体験できませんが、フードスタンドや片付け方など、実際の食べ方を想像しながら食べてみてはいかがでしょうか。


また昨年2024年3月にリニューアルした佐賀県立宇宙科学館の宇宙発見ゾーンでは、宇宙について体験しながら楽しく学べます。


おすすめの体験は惑星の重力の差を体感できる「グラヴィティ ジャンプ」。
軽く飛ぶだけで以外な高さになる体験ができます!
ジャンプする度に足元も砂が舞う映像が連動するプロジェクションマッピングにも注目です。

また、宇宙発見ゾーン以外にも、佐賀の大地の成り立ちや、多様な自然環境と生き物について学べるゾーン「佐賀発見ゾーン」
などもあります。

今回は宇宙食というテーマで貴重な体験をさせていただきました。
皆さんも是非、「佐賀県立宇宙科学館ゆめぎんが」で宇宙や佐賀について楽しく体験しながら学んでみませんか?
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

有田碗灯2025

2025年01月06日

有田観光協会 at 15:00  | 有田四季の情報
皆様あけましておめでとうございます。
今年もブログにて有田町の情報をお届けしていきます。

大晦日に陶山神社にて毎年恒例の「有田碗灯」が開催されました。
その様子をリポートします。


「有田碗灯」とは、有田町の札の辻交差点から陶山神社の境内まで、磁器で作られた約1,000個の灯明が並ぶ催しです。
今年は札ノ辻交差点付近からはイルミネーションが併用されていて碗灯は陶山神社の階段から飾られていました。


境内では、有田の郷土料理「雪の汁(つゆ)」が参拝客の皆さんにふるまわれていました。

「雪の汁(つゆ)」とは、粗くおろした大根おろしと焼いた餅・うすあげが入ったお味噌汁で
有田では、古くから夜を徹して火の番をする窯焚き職人のお腹を満たす夜食として食べられていたものです。

この日は風はほとんどなかったものの、なかなかの寒さで、いただいた「雪の汁(つゆ)」のおかげで、かじかんだ手もお腹も暖まりました。


23時30分すぎには参拝のための列が既に形成されていて、有田へ帰省されているご家族連れや、他県から友達と来ているグループの方など沢山いらっしゃいました。
初めて磁器製鳥居を見た!という方もいて、境内の磁器製の灯篭など熱心に見ている方も。


こんなに沢山の方がならんでいらっしゃいました!


社務所の前にはテントが設けられていて、中では色々なおみくじの他、破魔矢や鯛、宝船など縁起物の飾りが沢山並んでいました。


今年の干支の巳の張り子も沢山並んでいました。どの子をお迎えしようか迷いますね!


境内に並べられている碗灯は色々な形をしていて、ひとつひとつ写真に収めている方もいらっしゃいました。


こちらは階段に置かれていた灯明、桜の模様の透かしが印象的でした。


今年も随時、有田の情報をお届けしていきます。
皆様にとってすばらしい一年となりますように!






  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る