【窯元探訪:43】陶楽窯
皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・やきもののお店訪問】。
今日は、有田町南原にある『陶楽窯』をご紹介します。

『陶楽窯』は1988年創業で、業務用や一般の食器からオリンピック、世界大会などのスポーツ大会の記念品や優勝カップ、盾、贈答品などを製作されています。

1994年頃、日本水泳連盟競技役員でもある社長の原口 隆さんは、日本水泳連盟会長時代の古橋 廣之進氏から打診を受け、オリンピックを目指すスポーツ選手を有田焼を通じて応援したいと、競技大会記念品の製作を始められました。

また、「チェスをオリンピック種目に!」と推進活動など、スポーツの振興に力を入れられており、有田焼400年を機に有田焼の世界最高強度の磁器材料を使用したチェス駒「チェジェル」を、「佐賀県窯業技術センター」や「しん窯」と共に開発されました。


「チェジェル」とはチェスの宝石という意味で、「Chess」+「Jewelry」から造られた造語だそうです。
陶板でできたチェス盤をはじめ、チェス駒の複雑な形状など、何度も試行錯誤しながら完成した「チェジェル」。


チェス駒は、金彩をはじめ、古伊万里風や蛸唐草など、伝統的な文様を職人が1つ1つ絵付けしたものなど種類も豊富です。

「辰砂釉」を使ったシンプルかつ、味わい深いものも。
同じ型でも絵柄が違うだけで全く雰囲気が違い、インテリアとしても存在感があります。
このチェスはネット販売もされています。


こちらは陶楽の人気商品の「くまモン起き上がりこぼし」を元にした、「アリコおきあがりこぼし」。
有田を元気にできないかと、コロナ禍で休校中だった有田工業高校のデザイン科の生徒にデザインを募集し、その中から6つのデザインを選んで商品化されたものです。
全てのデザインに「我不倒」の文字が入っており、倒れない、コロナ禍に負けない!という気持ちが込められています。
くまモンのシンプルなカラーと違い、なめらかなラインに沿って複雑な模様を転写で綺麗に出すには苦労されたそうです。
デザインは疫病退散のご利益があるという妖怪アマビエや、アザラシ、カエル、お相撲さんなどそれぞれ個性的でかわいい作品です。
原口さんは「人生は人との出会いとつながり」の大切さをモットーにされており、お客様との感動や想いを共有し、国内外や異業種問わず、様々な人と人とを繋げてらっしゃいます。
現在は「人とのつながり」がきっかけで生まれた「健康食器」なるものを開発中!とのこと。有田焼の可能性が更に引き出されそうです。

「陶楽窯」では個人での贈り物・記念品のオリジナルデザインのオーダーも1点から受付けているそうです。
「常に時代に合わせて新しいものを作っていくのが有田。何かを作りたい!と発想を持っている人がいたら共にチャレンジしたい、突拍子もない発想をお待ちしています」と原口さん。
この世にまだ無い新しいやきものの発想をお持ちの方、是非アイディアを形にしてみてはいかがでしょうか?

本日は、「陶楽窯」社長の原口 隆さん にお話を伺いました。
「株式会社 陶楽」
佐賀県西松浦郡有田町南原丁141-2
TEL:0955-42-4956
E-mail:trk@angel.ocn.ne.jp
営業時間:9:00〜17:00
定休日:土・日曜日
公式HPはコチラ
今日は、有田町南原にある『陶楽窯』をご紹介します。
『陶楽窯』は1988年創業で、業務用や一般の食器からオリンピック、世界大会などのスポーツ大会の記念品や優勝カップ、盾、贈答品などを製作されています。
1994年頃、日本水泳連盟競技役員でもある社長の原口 隆さんは、日本水泳連盟会長時代の古橋 廣之進氏から打診を受け、オリンピックを目指すスポーツ選手を有田焼を通じて応援したいと、競技大会記念品の製作を始められました。
また、「チェスをオリンピック種目に!」と推進活動など、スポーツの振興に力を入れられており、有田焼400年を機に有田焼の世界最高強度の磁器材料を使用したチェス駒「チェジェル」を、「佐賀県窯業技術センター」や「しん窯」と共に開発されました。
「チェジェル」とはチェスの宝石という意味で、「Chess」+「Jewelry」から造られた造語だそうです。
陶板でできたチェス盤をはじめ、チェス駒の複雑な形状など、何度も試行錯誤しながら完成した「チェジェル」。
チェス駒は、金彩をはじめ、古伊万里風や蛸唐草など、伝統的な文様を職人が1つ1つ絵付けしたものなど種類も豊富です。
「辰砂釉」を使ったシンプルかつ、味わい深いものも。
同じ型でも絵柄が違うだけで全く雰囲気が違い、インテリアとしても存在感があります。
このチェスはネット販売もされています。
こちらは陶楽の人気商品の「くまモン起き上がりこぼし」を元にした、「アリコおきあがりこぼし」。
有田を元気にできないかと、コロナ禍で休校中だった有田工業高校のデザイン科の生徒にデザインを募集し、その中から6つのデザインを選んで商品化されたものです。
全てのデザインに「我不倒」の文字が入っており、倒れない、コロナ禍に負けない!という気持ちが込められています。
くまモンのシンプルなカラーと違い、なめらかなラインに沿って複雑な模様を転写で綺麗に出すには苦労されたそうです。
デザインは疫病退散のご利益があるという妖怪アマビエや、アザラシ、カエル、お相撲さんなどそれぞれ個性的でかわいい作品です。
原口さんは「人生は人との出会いとつながり」の大切さをモットーにされており、お客様との感動や想いを共有し、国内外や異業種問わず、様々な人と人とを繋げてらっしゃいます。
現在は「人とのつながり」がきっかけで生まれた「健康食器」なるものを開発中!とのこと。有田焼の可能性が更に引き出されそうです。
「陶楽窯」では個人での贈り物・記念品のオリジナルデザインのオーダーも1点から受付けているそうです。
「常に時代に合わせて新しいものを作っていくのが有田。何かを作りたい!と発想を持っている人がいたら共にチャレンジしたい、突拍子もない発想をお待ちしています」と原口さん。
この世にまだ無い新しいやきものの発想をお持ちの方、是非アイディアを形にしてみてはいかがでしょうか?
本日は、「陶楽窯」社長の原口 隆さん にお話を伺いました。
「株式会社 陶楽」
佐賀県西松浦郡有田町南原丁141-2
TEL:0955-42-4956
E-mail:trk@angel.ocn.ne.jp
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