【やきもののお店訪問:17】マルシゲ陶器
皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・やきもののお店訪問】。
今日は『マルシゲ陶器』をご紹介します。
創業は昭和2年、当初は有田町稗古場で業務用食器と一般食器を扱うやきもののお店でした。現在は'アリタセラ'に店舗を移されています。

先代の時代には大手デパートと多く取引をしていたそうですが、今は、主に一般食器を扱っており、じっくりと食器を見て頂ける専門店や雑貨店との取引が多いそうです。
20年ほど前からギフトショーなどに出品し、その縁で異業種とのコラボレーションや、窯元との企画でオリジナル商品を多く手掛けていらっしゃいます。

オリジナル商品の新作は、古染草花(こそめそうか)と古染十草(こそめとくさ)シリーズです。コバルト色を強く出した作品で、器の種類も多く、和食器としても洋食器としても幅広く使えそうです。お客様からの反応も上々だそうです。
しかし、この作品はコバルト色を強く出すと焦げたように見える場合があり、色の出し具合が難しいとのこと。作り手側の高い技術力が必要な作品のため、制作当初は窯元側も制作を迷われたそうです。しかし、社長の篠原さんが窯元との話し合いを根気よく続け、様々な提案をしながら出来上がった作品だそうです。

店内は、和のテイストがありながら、若い方をターゲットとしたオシャレな作りになっています。
店内で目立つのがランプシェード。数多く展示販売してあります。このランプシェードもオリジナル商品とのこと。
細かな透かし彫りが光を柔らかく照らし出します。ライトが映し出す光の模様も透かし彫りのデザインによって様々です。
若い方から高齢の方まで幅広く人気がある作品で、SNSの画像をたよりに、遠方よりこのランプシェードを目的にいらっしゃるお客様もいらっしゃいます。

こちらもオリジナル商品の黒陶唐草彫り(こくとうからくさぼり)シリーズです。
これは黒やアイボリーのベース色の上に、別の色を掛けて模様を彫り出したものです。
絵付けよりもあえて手間のかかる"彫り"にこだわった作品だそうです。

オリジナルを作るマルシゲ陶器はお店の顔であるロゴマークもこだわっています。
このマークは商標登録されたものだそうです。

「オリジナル商品を手掛けるためには、窯元との繋がりを何より大切にしています。自分のアイデアだけでは商品は作れませんから。」
窯元と常に交流を持って、密に連絡を取り合っているという篠原さん。
「やきものにも流行がありますので最新の情報にアンテナをはっています。うまく取り入れて、窯元に伝え、お客様のニーズに合ったものを制作していく。一つの作品を制作するには連携が大事ですね。」と語られていました。
商社と窯元の繋がり、そして何より人との繋がりを大切に仕事をされている様子が伺えました。

本日は、社長の 篠原 靖さん にお話をお伺いしました。
マルシゲ陶器
佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 (アリタセラ)
TEL:0955-43-2076
E-mail:marushige@vivid.ocn.ne.jp
営業時間:9:00~17:00
定休日:年中無休
今日は『マルシゲ陶器』をご紹介します。
創業は昭和2年、当初は有田町稗古場で業務用食器と一般食器を扱うやきもののお店でした。現在は'アリタセラ'に店舗を移されています。

先代の時代には大手デパートと多く取引をしていたそうですが、今は、主に一般食器を扱っており、じっくりと食器を見て頂ける専門店や雑貨店との取引が多いそうです。
20年ほど前からギフトショーなどに出品し、その縁で異業種とのコラボレーションや、窯元との企画でオリジナル商品を多く手掛けていらっしゃいます。


オリジナル商品の新作は、古染草花(こそめそうか)と古染十草(こそめとくさ)シリーズです。コバルト色を強く出した作品で、器の種類も多く、和食器としても洋食器としても幅広く使えそうです。お客様からの反応も上々だそうです。
しかし、この作品はコバルト色を強く出すと焦げたように見える場合があり、色の出し具合が難しいとのこと。作り手側の高い技術力が必要な作品のため、制作当初は窯元側も制作を迷われたそうです。しかし、社長の篠原さんが窯元との話し合いを根気よく続け、様々な提案をしながら出来上がった作品だそうです。


店内は、和のテイストがありながら、若い方をターゲットとしたオシャレな作りになっています。
店内で目立つのがランプシェード。数多く展示販売してあります。このランプシェードもオリジナル商品とのこと。
細かな透かし彫りが光を柔らかく照らし出します。ライトが映し出す光の模様も透かし彫りのデザインによって様々です。
若い方から高齢の方まで幅広く人気がある作品で、SNSの画像をたよりに、遠方よりこのランプシェードを目的にいらっしゃるお客様もいらっしゃいます。


こちらもオリジナル商品の黒陶唐草彫り(こくとうからくさぼり)シリーズです。
これは黒やアイボリーのベース色の上に、別の色を掛けて模様を彫り出したものです。
絵付けよりもあえて手間のかかる"彫り"にこだわった作品だそうです。

オリジナルを作るマルシゲ陶器はお店の顔であるロゴマークもこだわっています。
このマークは商標登録されたものだそうです。

「オリジナル商品を手掛けるためには、窯元との繋がりを何より大切にしています。自分のアイデアだけでは商品は作れませんから。」
窯元と常に交流を持って、密に連絡を取り合っているという篠原さん。
「やきものにも流行がありますので最新の情報にアンテナをはっています。うまく取り入れて、窯元に伝え、お客様のニーズに合ったものを制作していく。一つの作品を制作するには連携が大事ですね。」と語られていました。
商社と窯元の繋がり、そして何より人との繋がりを大切に仕事をされている様子が伺えました。

本日は、社長の 篠原 靖さん にお話をお伺いしました。
マルシゲ陶器
佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 (アリタセラ)
TEL:0955-43-2076
E-mail:marushige@vivid.ocn.ne.jp
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