皆様に有田の窯元・お店をご紹介する【窯元探訪・やきもののお店訪問】。
今日は、有田町の本町地区にある『フラワースポット ベルローズ』をご紹介します。


有田駅前の交差点にある『フラワースポットベルローズ』では
有田焼を使った、有田ならではのプリザーブドフラワー、ハーバリウムなどのフラワーアレンジメント教室を開講されています。ウェディング用のアレンジメントやモダン生け花等のオーダーも受け付けているそうです。


店内には沢山のプリザーブドフラワーをつかったアレンジや、アロマフラワーなど所狭しとディスプレイされています。
講師の原田裕子さんは、なんと以前は白川保育園の園長先生だったそうで、お花は元々趣味だったそうですが、10年程前からフラワーアレンジメント教室を公民館や生涯学習センターなどで教えられていて、2015年に｢フラワースポット ベルローズ｣をオープンされました。


ベルローズの名前の由来は原田さんが薔薇が好きだった事とベルは鈴なりという意味もあるそうですが、「ベル」という言葉の響きが好きだったことと、つづりとしては「Bell」ではなく「V」が好きなので造語としてアルファベット表記をする際は「Verr」なんだとか。


フラワースポットベルローズでは有田焼を使ったプリザーブドフラワーやハーバリウムを作られています。
「オープン当初から有田焼を使ったアレンジを考えていた」と原田さん
最初にコラボするために窯元にお話をしたら「元からの花器ではなく食器として使うものにお花を活けるんですか？」と、驚かれたそうです。
仕上がったお花を見て「こんな使い方もあるんですね」と喜んでくれたそうです。
花器だけでなくフリーカップやカップ＆ソーサー、蓋物の中にもお花を飾る自由な発想がとても素敵です。


こちらは古千窯のカップを使った有田焼×プリザーブドフラワーの「ロイヤルプリンセス」
鮮やかなブルーでまとめられていて、ポイントに有田焼のチャームが揺れていて可愛いです。
ふるさと納税の返礼品としても取り扱われていて、贈り物にもぴったりで一番人気だそうです。


こちらは東洋セラミックスのカップ&ソーサーを使った作品です。
染付けのカップに咲く薔薇がゴージャスです。
プリザーブドフラワーは枯れないため長く飾って楽しめるのが良いですね。


光触媒フラワーという、チタンの力で置くだけで消臭効果や抗菌効果があるというアートフラワーを使ったものもありました。お部屋の空気も綺麗にする効果があるとか。


有田駅前の「ベルローズ」教室では毎週火曜日の9:00～21:00、
金・土・日曜日は10:00～18：00にそれぞれご都合に合わせてお好きなコースを受講できるそうです。
そのほかにも唐津市民交流プラザ（バスセンター3F）、や長崎県の早岐町広田公民館、佐々町文化会館でも開講されています。月1回からの受講ができるそうです。

「一人一人に寄り添いながら、イメージを大切にして最初は一緒に作り上げていきます。
初心者から上級者まで、このうつわが使いたい！という持ち込みもOKですよ」と原田さん。
お祝いで貰ったお花をプリザーブドフラワーにしてアレンジして欲しい！というオーダーもあったそうで大変喜んでもらえたそうです。

最近では生花や苗なども少しずつ取り入れて販売されるようになり、内山地区にある「手塚商店」で日曜日に開催されている朝市(10:00～12:00)でも月1回の販売をされているそうです。
「とにかくまずは何事もやってみないとわからない、これからも冒険してみたいです。教室もコミュニケーションを楽しみながら作品を作っていきます」と原田さん。

有田ならではのお花のコラボレーションが楽しめる「フラワースポット ベルローズ」。
2021年6月以降は駅前のお店をクローズし、ご自宅で教室を開かれるそうです。
有田焼コラボのプリザーブドフラワーは、今後もふるさと納税の返礼品やネットショップを中心に販売されるそうです。


本日は、フラワースポット ベルローズの 原田裕子さん にお話を伺いました。
佐賀県西松浦郡有田町本町丙1022-2　渕上ビル1F
TEL：090-1365-1806
営業時間：9:00～18:00
　　　　　(フラワー教室　9:00～11:00、15:00～20:00）
定休日：月曜、他 第2・第4水曜、第1・第3木曜、第3金曜午後