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リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。

2022年05月16日

有田観光協会 at 17:00  | その他
皆様こんにちは!
今回は2022年4月9日(土)にリニューアルオープンした、有田で一番大きなやきものの博物館、佐賀県立九州陶磁文化館をご紹介します。
リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
今回のリニューアルはなんと昭和55年の開館より初の第1展示室の丸ごとのリニューアルとなり、常設展示は無料で観覧する事ができます。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。

リニューアルされたメイン展示室では有田焼のはじまりから、現代技術を駆使した最新の有田焼まで、時代ごとに6つの小部屋に分かれており、やきものについて初心者の方から、やきものに詳しい方まで、楽しく分かりやすく有田焼について知る事ができます。

第1展示室の入口の正面には大きな白い皿のオブジェとスクリーンがあり
プロジェクションマッピングにより真っ白な皿に次々と絵柄が現れていくアニメーションが常時流れています。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。

有田焼の歴史のはじまりを展示品や年表、映像を交えてわかりやすく解説されている「日本磁器の誕生」からはじまり、
リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
青と白でくっきり分かれた「日本磁器の完成」の部屋には中心にプロジェクションマッピングの大皿があり、
染付や、柿右衛門様式の絵柄など、絵付から完成までの工程を再現されていきます。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
焼成される前と後の色合いの違いがはっきり分ったりこんな風に描かれるんだ!と、次々に現れる文様に見入ってしまいます。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
「海を渡る」の部屋では海外に輸出され、海を渡った有田焼が展示されています。
壺や蓋つき茶碗やカップ&ソーサーを組み合わせて作られたシャンデリアや、ヨーロッパ風の小部屋のデザインにも注目。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
中でも一番豪華なのは、海外向けに製造され、輸出された有田焼の里帰り品、「蒲原コレクション(有田町所蔵)」のお部屋。
シックなグレーと紺色の壁で統一されていて、より作品の豪華さが感じられます。

中には、ヨーロッパや中国で有田焼を模倣して作られた作品も展示されていて、有田焼の技術が海外からも注目されていたのが分かります。


リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
こちらは「暮らしを彩る」のコーナー。江戸後期から幕末の一般的な暮らしの中にあった食器以外の磁器製の道具を浮世絵風のイラストとともに紹介されているコーナーです。



リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
「酒」「煙草」「茶」「香」「化粧」「書」の6つのカテゴリに分けられた道具の中には、こんなものまで磁器製なの?という驚きもあり、江戸の粋な暮らしに有田焼が溶け込んでいたことが伺えます。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
「新時代の幕開け」では本格的に海外市場への再進出を果たした有田焼が紹介されています。
「旧田代家西洋館」で使われていたという有田で絵付けをされたであろう洋食器セットなどが展示されており、
中でも香蘭社製の大花瓶、「釉下彩鶏花文大花瓶(ゆうかさいけいかもんだいかびん)」は
その大きさもさることながら、鶏や花を立体的でリアルに仕上げた陽刻や、当時最新の絵具を使って描かれた繊細な絵付けを是非じっくり見ていただきたいです。


リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
「今とこれから」では現代の有田焼についてのコーナーでは美術品や食器はもちろん、
アート作品から、電子基板用セラミックスなどの工業製品も展示されています。
時代に合わせて様々な分野で進化してきた有田焼を知る事ができます。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
また、歴史や技術、芸術と工業の分野ごとに分かれた有田焼の年表「有田焼のあゆみ」は写真も交えてとても分かりやすく解説されています。


歴史に沿った小部屋を巡った最後には、4つのテーマ展示コーナーがあります。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
「有田焼ができるまで」では製造工程の映像や工程に沿った実物の展示、
有田、肥前、九州の地図に、陶磁器産地の情報を紹介する「やきもの産地マップ」や

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
「有田焼Q&Aコーナー」では、有田焼に関する素朴な疑問から有田焼の部位の説明まで、思わず「へぇー!そうなんだ!」となることまちがいなしです。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
そして最後のコーナーには、私が一番ハマった「有田焼のデザイン」MY ARITAのコーナー。
タッチパネルでオリジナルの有田焼をデザインできるコーナーです。

リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
絵を描くのが苦手な人も安心。用意されたうつわのデザインや文様を選んで、配置をしていく簡単操作で
拡大縮小や反転、斜めに配置したりなどもできます。

選択決定時のコーン…という磁器を叩く音になっているのも必聴です。

魚の文様が好きなので連続で配置してみたり…こんなうつわがほしいな!というイメージで…
リニューアルした佐賀県立九州陶磁文化館に行ってきました。
完成すると真ん中の画面にMY ARITAが登場。写真撮影ができます。
他の人のデザインと見比べてみたりしてもいいですね。
是非、ご家族やお友達などと一緒に楽しんでみてください。
きっと絵付け体験をしたくなりますよ!(個人の意見です✨)

リニューアルした第一展示室だけでも十分満喫できる佐賀県立九州陶磁文化館、そのほかにも常設展示の「九州の古陶磁」「現代の九州陶芸」「柴田夫妻コレクション」など、
有田にいらっしゃった際には有田焼を知るにはまずここから!ということで
是非、九州陶磁文化館にお立ち寄りください。


佐賀県立九州陶磁文化館

佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
TEL:0955-43-3681
料金:無料(企画展開催時には別途料金が必要になります)
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日(祝祭日の場合は開館し、翌日火曜が休館)・年末年始(12月29日~1月3日)
公式HP

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