目的で探す

準備の裏側

【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)

2020年05月19日

有田観光協会 at 09:20  | 窯元探訪・やきもののお店訪問
皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・やきもののお店訪問】。

今日は『ギャラリー紫香(しこう)』をご紹介します。

【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
『ギャラリー紫香』は有田町本町に店舗を構える創業22年のやきもののお店です。
店内では、染付山水の絵付けの壺や器がたくさん展示してあります。岩永紫香さんの作品です。
【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう) 【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)

紫香さんは有田窯業試験場にて下絵付けを、有田窯業大学校にて上絵付を学ばれました。その後"現代の名工"にも選出された山水画の巨匠、金武自然(じぜん)先生に師事され山水画を学ばれました。
その際に雅号として『紫香』の名を頂いたそうです。
その後、数々の展覧会を開催され、海外ではオランダのアムステルフェーンにて、師匠である金武自然先生と共に"二人展"を開催されました。また、ご自身が学ばれた母校・有田窯業大学校では山水画特別講師として数年間務めらました。

たくさんの素晴らしい作品が増えていく中で、ご主人の泰徳さんがギャラリー紫香としてお店を構えられたのだそうです。お店の名前はもちろん紫香さんの雅号からとったものです。
現在は紫香さんが絵付けをされ、ご主人が焼成をされて二人三脚で作品制作をされています。

【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
店内では、このような大物の作品も展示販売されています。
こちらは「山水特大壺」。高さは約1m70cmもある大きな作品です。
「絵付けをする時には、こんな大きな作品でも、色のバラつきが出ないように一気に描き上げるんです。その間は他のことは一切できません。」とおっしゃいます。

【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう) 【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
山水の他にも、節句物の陶板や、季節の花々を描いた食器などが展示販売されています。これらもすべて手描きの作品です。

【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
こちらは伝統工芸士の大串惣次郎氏がろくろ成形をされたものに山水を絵付けした「手描き山水煎茶セット」です。
このような茶器の作品も多数展示されていました。

【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
また、店内の照明は有田焼の文翔窯のランプシェード。
【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう) 【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
こちらランプシェードとお店の名前が入った陶板は同じ柄で作られているとのことで、細部までお店づくりに余念がありません。
親しみやすい店づくりをモットーとされている岩永夫妻でした。
【やきもののお店訪問:13】ギャラリー紫香(しこう)
本日は、代表の 岩永 泰徳さん、紫香さん にお話をお伺いしました。


ギャラリー紫香
佐賀県西松浦郡有田町本町丙1077
TEL:0955-42-3718
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定 
※事前にご連絡頂きますようお願いいたします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

同じカテゴリー(窯元探訪・やきもののお店訪問)の記事画像
【窯元探訪:60】江頭製陶所 利久窯
【窯元探訪:58】金善製陶所
【有田のお店訪問:70】貴兆陶家
【有田のお店訪問:69】SPICE HOTARU
【有田のお店訪問:68】杏慕樹(あんぼじゅーる)
【有田のお店訪問:67】祐徳旅行株式会社 伊万里営業所
同じカテゴリー(窯元探訪・やきもののお店訪問)の記事
 【窯元探訪:60】江頭製陶所 利久窯 (2022-07-08 15:00)
 【窯元探訪:58】金善製陶所 (2022-04-06 16:00)
 【有田のお店訪問:70】貴兆陶家 (2022-03-24 14:00)
 【有田のお店訪問:69】SPICE HOTARU (2022-03-05 13:00)
 【有田のお店訪問:68】杏慕樹(あんぼじゅーる) (2021-08-25 10:00)
 【有田のお店訪問:67】祐徳旅行株式会社 伊万里営業所 (2021-08-19 14:51)