皆様に有田の窯元・やきもののお店をご紹介する【窯元探訪・やきもののお店訪問】。

今日は『丸兄(まるけい)商社』をご紹介します。


『丸兄商社』は、創業1920年、今年で100年を迎える有田町中樽にあるやきもののお店です。
店内はとても広く、"有田焼のデパート"と銘打つのも納得の規模です。
大型バス約15台、普通車約150台を収容できる駐車場も完備されています。
展示場は4つあり、一般のお客様に向けた展示場や美術品に特化した展示場など、お客様にのニーズに合わせて御覧頂けます。
　
店内には数万点の有田焼が所狭しと展示販売されています。


また、ろくろ体験や絵付け体験もできる体験工房も供設されていて、修学旅行生や大型団体客も多く訪れます。
ろくろ体験は1度に8名様、絵付け体験は300名様収容可能とのこと。

　
最近力を入れているのはオリジナル商品の開発だそうです。
オリジナルブランド｢楽々(ららら)｣シリーズはすでに第4弾まで商品化されています。
｢楽々(ららら)｣というブランド名には、声にだすとほほ笑んでしまうような響きと、使うたびに楽しさが周りにまで伝わっていくようにという気持ちが込められています。
一番人気がある商品は、開発まで約1年かかったお茶碗とフリーカップ。
パール系の加工を施したキラキラ感が女性に支持されています。
また、フリーカップは女性の手の大きさを意識して、女性が持ちやすいつくりにこだわっています。

続いて、手描きの"さくら型排水口カバー"や、"誕生花シリーズ"など女性を意識した商品開発をされています。
　

オリジナル商品の新作は、ヘアアクセサリーとブローチです。これは、女性スタッフからの提案が実現したものだそうです。
　
この商品は、構想から2年ががりで制作されたとのこと。当初はなかなか引き受けてくれる窯元がなかったそうです。それもそのはず、金具もオリジナルの品で、使い続けると伸びるゴムは、付け替えが可能なつくりになっているこだわりよう。
妥協せずに開発した念願のヘアアクセサリーとブローチはなんと118種類もあるそうで、売れ行きは上々とのこと。

商品も、オリジナルアクセサリーも数が多いのは、お客様にたくさんの中から選ぶ楽しさを味わって欲しいからなのだそうです。
たくさんの有田焼に出会い、その中から自分の1番を探してほしいという気持ちがこもっています。


本日はフロアマネージャーの 野田 須美子さん にお話を伺いました。


丸兄(まるけい)商社
佐賀県西松浦郡有田町中樽1-4-28
TEL：0955-42-3052
E-mail：ari_maru@d1.dion.ne.jp
営業時間：9:00～17:00
定休日：12月31日、1月1日、1月5日