『有田の窯元・やきもののお店』訪問、今回は｢三光堂｣をご紹介します。

｢三光堂｣は、有田内山地区と、アリタセラの2店舗を構えるやきもの店です。
有田内山地区の店舗は、伝統的建造物に認定された昭和初期の建物です。レトロな町並みの一角を担うこの建物は、看板さえ当時の姿のまま。右から書く店名が雰囲気を醸し出しています。
　

アリタセラにある店舗は内山地区の店舗とは趣が異なる店構えです。
今日は有田焼のショッピングモール・アリタセラ内の店舗にお伺いしました。
　
落ち着いた雰囲気のモダンな店内。
壁面のほぼ一面全てには「有田焼 匠の蔵シリーズ」が並んでいます。有田焼の窯元とアリタセラの各商社が共同で開発したシリーズで、2005年からスタートし、焼酎グラス、酒器、ビアグラス、茶碗、カレー皿など豊富なラインナップがあります。
デザイン性だけでなく、機能的にも優れたこの商品は、焼酎グラスなら、焼酎をまろやかにしより美味しく呑めるように。ビアグラスなら、泡立ちを長持ちさせ、キレのあるビールを楽しめるように・・など素材の味を引き立て、尚且つ使い勝手が良いようにとの工夫がなされています。
三光堂では、店内のイチオシ商品として「有田焼匠の蔵シリーズ｣を幅広く取り扱っています。


三光堂では他にも、金彩銀彩の商品に力を入れています。金彩銀彩の中で特に売れ筋の品は陶悦窯の作品とのこと。
陶悦窯は、ブログ【窯元探訪】でも訪れた窯元で、ダークな色合いに金銀を施したデザインが人気です。(陶悦窯訪問の記事はコチラ)
特に｢晶雲母銀(しょううんもぎん)｣は人気で、一般のお客様はもちろん、レストランなどプロの料理人が買い求める器とのこと。電子レンジでも使用できるところもポイントです。
　

また、主婦層に人気の商品は排水溝カバー"アンブレラ"。色鮮やかなデザインで種類も豊富です。洗面ボウルが華やかになりますね。
　

三光堂で取り扱う有田焼は、古き良き伝統はそのままに、それでいて現代のライフスタイルに溶け込む有田焼。
有田焼の器は、お料理やお酒を上品に彩り、さらに味を引き立てることで使う人の暮らしを豊かにしてくれます。


｢毎日使うものだからこそ、デザインも品質も最高のものを使っていただきたい｣と語る三光堂社長 山口 哲さん にお話を伺いました。


三光堂
佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 (アリタセラ)
TEL：0955-43-2236
営業時間：9:00～18:00
定休日：年中無休