「第116回 有田国際陶磁展」 5月12日(日) まで開催しています!
今回から、展示期間が例年より長い5月12日(日)まで開催されている、「第116回 有田国際陶磁展」に行ってきました。
「有田国際陶磁展」のはじまりは、日清戦争後の不況対策として、当時の香蘭社社長九代深川栄左ヱ門や有田磁器合資会社社長田代呈一らの呼びかけで、明治29年有田町の桂雲寺で行なわれた「陶磁器品評会」に遡ります。
日本最大の公募展、「日展」の前身「文展」が明治40年開催。また、帝展に「工芸美術」部門が加わったのが、昭和元年だったことを思うと、日本で最古の116回の歴史がある、陶芸に特化した展覧会というのは誇るべきものがあります。
また「有田国際陶磁展」は、「美術工芸品・オブジェ」部門と、「産業陶磁器」部門の2部門から構成されています。
両部門出品されている方もいらしゃるので、作家さんが、美術と産業をどのようにとらえているかが見え、陶磁展の中で比較しながら鑑賞ができるというのは、本当に面白いと思います。
産業部門の作品は直接手に取ったり購入もできるので、陶磁展鑑賞の良い記念になりますし、直接作家の方を応援できるのが嬉しいですね。
また、「産業陶磁器」の隣には、「有田陶芸協会展」の展示も行われています。是非、2つの会場を巡って”今”の陶芸の世界をご堪能ください。
白磁の作品が多く並び、「有田国際陶磁展」とはまた違う、有田のろくろ技術を見る事が出来きます。
正面には、今右衛門先生、柿右衛門先生、井上萬二先生、人間国宝の先生方の作品も展示されています。
これだけ、一度に違う部門の陶芸を鑑賞できる展覧会はないと思います。
やきものがお好きな方には、一度は訪れて頂きたい展覧会です!
今週末、5月12日(日)まで開催されております。是非、足をお運び下さいませ。
「第116回 有田国際陶磁展」
【期間】2019年4月29日(月)~5月12日(日)
美術工芸品・オブジェ部門
【場所】 佐賀県立九州陶磁文化館 TEL:0955-43-3681
産業陶磁器部門
【場所】 佐賀県陶磁器工業協同組合 TEL:0955-42-3164
【問】有田国際陶磁展事務局 TEL:0955-46-2500
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