有田駅前にある、有田のお土産や観光案内、喫茶コーナーを運営する有田一番館で、
7月20日(日)～8月25日(月)の約1ヶ月に渡って開催されていた「第5回有田風鈴コンテスト」。
約80の出品作品の中から有田一番館にご来館のお客様の投票（約200票）により上位10名を選出し、
その中から審査員長である労働大臣認定 手作りロクロ成型 一級技能認定 第1号である
村島昭文氏によって各賞が決定。
本日、その結果発表と表彰式が行われました！


今年優勝（第1位）に輝いたのは…栗山順子さんの作品です！！！



栗山さんは、宮内庁御用達として名高い有田町の窯元 辻精磁社の絵付け師。
普段は、美術品や食器などの下絵付けや上絵付けを行っており、
風鈴をデザインしたのは今回が初めてだそう。
夏のイメージとして槿（むくげ）の花を描いたとのことです。
繊細なタッチがすごく上品で素敵ですよね
受賞の感想を伺うと、
「まさか優勝とは思っておらず、びっくりしたけれど嬉しい」と仰っていました（○＾＾○）


準優勝（第2位）は、染付の「青花」ブランドが人気の有田町の老舗窯元 しん窯さんの作品。



こちらは個人としてではなく、窯元さんとしての出品でした。
表彰式に代表でいらしていた梶原大敬さんにお話を伺うと、
「もともとは子ども向けの絵柄ですが、最近は大人の方にも人気があるんですよ」とのこと。
たしかに、大人から見てもかわいいですよね（*＾＾*）
染付のきれいな青で描かれているせいか甘すぎずシンプルなかわいらしさを感じます


第3位は、中島文子さんの作品。



平日ということで残念ながら表彰式はご欠席でしたが、
風鈴らしい涼しげな絵柄でお客様の人気も高かったようです（*´∀｀*）




上位3位以外の作品は、“楽しいで賞”や“爽やかで賞”などユニークな賞が授けられました。
今年は上位10作品以外に、特別賞の“昭文賞”も！
審査員長の村島先生のお話によると、
今年は伝統を踏まえながら現代風のアレンジを施した絵柄が多かったとのこと。
また、風鈴の“涼を楽しむ”という特性を大事にした作品であるかどうかを審査で重視したと仰っていました。


今回のコンテストの受賞作品は、8月いっぱいまで有田一番館に展示されます。
未見の方はもちろん、コンテスト開催期間中にご覧になった方も、
どのような作品が受賞したのかその目で確認しに、是非有田一番館へ遊びに行ってみて下さいね～ヽ（＾ヮ＾）ノ